北アルプス 西穂ー奥穂

北アルプス 西穂ー穂高 2022年9月13日~15日

上高地ー西穂山荘ー西穂高岳ージャンダルムー穂高岳穂高岳山荘ーザイテングラードー上高地

9/13 上高地西穂登山口9:48ー西穂山荘12:36

9/14 西穂山荘5:29ー独標6:21ー西穂高岳7:34ー間ノ岳8:40-天狗ノ頭9:26-

     天狗のコル9:45ージャンダルム麓11:20ージャンダルム11:27ー

     ジャンダルム麓11:36着/12:16発ー奥穂高岳13:15着/13:24発ー穂高岳山荘

     13:53

9/15 穂高岳山荘5:43ー涸沢小屋6:47ー吊橋7:44ー横尾8:33ー徳沢9:16ー明神10:03

     ー上高地10:44

2013年に同じルートを歩いている。このルートは一般ルートでは最難関ルートで今行っておかないともう行けなくなる焦りがあった。またジャンダルムの天使に今一度会いたいのもあった。盆明け以降、いい天気の日を探っていたがずっと悪天候で、9月半ばすぎると初雪が降るので、いい予報ではなかったが待てる限界として、山小屋、ワンコの予約をとってしまった。結果的には好天に恵まれた。

上高地手前の帝国ホテル前でバスを降り、少し歩いて西穂の登山口に着く。ここからひたすら西穂山荘まで登った。今年北岳テント泊行、北穂小屋泊行を通じて、尻、太もも裏の筋力劣化を強く感じ、筋トレでデッドリフトを始め、筑波山のボッカ訓練もしたが、効果が出るか心配だった。西穂山荘まで3時間弱であったが、もも裏の疲労はあまり感じず、効果があったようだ。

小屋に着き、受付時間もまだで広場のテーブルで先にいた青年の前に座った。好青年でいろいろ話した。登山を始めて2年だそうだが、数は歩いているようだった。そのうちビールを買って結構話した。

2日目、みんな3時だ4時だと早くでてるが、以前の経験でそんな必要はないと5時半にでる。最後ぽかったが、あの青年が方があとであった。初めはストックを使ったが独標近くからストックなしで歩く。独標からは鎖場や3点保持の連続で、高所不安感が残るようであった。独標で1才年上の兄さんを追い越したが、その後はほとんど同じペースで、休憩してまた歩き始めると追いつかれるのがずっと続いた。

前から警戒していた逆相スラブの上りはやはりいい気持ちはしなかった。

天狗のコル辺りからだか、ペンキマークがひどく見つからず、あとから考えると、ルートは左側が落ちているギリギリにあるのに、右側にルートと探そうと動き、外れては戻り外れては戻りの連続であった。この辺のルートファインディングは難しいと思った。ほんとにみんな難なく歩いているのだろうか。

天狗のコルへの下りの鎖やこの後のジャンダルムから奥穂への下り上りでは、えっ?ここを鎖無しで降りるの?あら?鎖が短いでしょ、最後の足場がないなど多少苦戦。以前には何の苦もなく記憶にも残らないの相当に老化劣化しているのだろう。

ジャンダルムの麓に着きまずはジャンダルムへ。前は案内ペンキはなかったと思ったが今回はしっかりある。7分で頂上に着く。天使に再会する。ずいぶんきれいな板の天使だなと思ったら、更新していたようだ。長居はせず麓に戻り、コーヒーを入れて飲みながらあの好青年を待つ。しかしここに着いてから1時間近く待っても来ないため、諦めて奥穂に向かう。馬の背までの道はちょっと怖めだったか。ここは4回は通っているはずだが怖かった記憶がなく、やはり劣化だ。馬の背の上りは普通に上る。

奥穂は1ヶ月前に来たばかりで、早々に穂高岳山荘に向かった。山荘ではすぐ受付をして、やはりあの青年を迎えようと、ビールを買って、広場のテーブルで飲み始めた。

しかし待てど暮せど来ない。諦めて小屋に戻って、結局来たのは18時近かったか。

聞くと、独標辺りで一緒になった者単独行2人が、登山2回めでここに入ってしまったのだと。当然鎖も3点保持やったことない。このままでは立ち往生になると、ずっと付き添ってあげたらしい。唖然である。当人にも小屋の廊下で出会って話されたことが、

みんなこんなところ普通に歩いているんですかと、再び唖然。普通に思えるようになった人が歩いているんだよと返す。最近はyoutube辺りでこうすればいけるとかやっているので、安易に入ってきているのかと。

3日めはザイテングラードをひたすら下り上高地

 

 

北アルプス 穂高岳

北アルプス 穂高岳 2022年7月31日~8月2日

上高地ー涸沢小屋ー北穂高岳穂高岳山荘ー前穂高岳ー岳沢ー上高地

7/31 上高地8:20ー横尾10:47/10:58ー出合11:55/

     12:03ー涸沢小屋14:33泊

8/1 涸沢小屋6:17ー北穂高岳9:05/10:50ーSコル11:51ー

    涸沢岳13:01ー穂高岳山荘13:22泊

8/2 穂高岳山荘5:30ー奥穂高岳6:12/6/17ー紀美子平7:27/

    7:30ー前穂高岳7:57/8:00ー紀美子平8:23/8:30ー

    岳沢小屋10:00ー上高地11:59

5年ぶりの上高地である。広場についての高揚感は若い時と同様である。これで鏡を見るとその容姿にガックリくる。また早々の息切れも現実を思い知らされる。歩き始めてスピードを上げると、苦しくなるので抑えて歩く。徳沢で休憩。前も休んだ記憶がある。まずは横尾まで。横尾でまた休憩。ここが実質スタートとなる。なにせ途中でのスタミナ切れが怖い。抑え抑えで歩くが辛くなる。振り向くと脳がグラグラする。これっは睡眠不足のせいだろ。出合から急登になるとさらにぐらつきが頻繁になり、体も辛くなる。たまらず少し寝た。この先はとにかくゆっくり歩く。途中の看板で涸沢ヒュッテがコロナにより臨時休業を知る。ゆっくり歩きやっとの思いで涸沢小屋に着いた。ここは何年前だろ。たしか前回は秋口で上の方が降雪と聞いたので、引き返して降りた記憶がある。テラスでさっそく生ビールを飲む。席の向かいに静岡の女子が座っていていろいろ話した。随分前に100名山を達成したそうだ。でも筑波山はロープウェイを使ったとのこと。筑波山くらいは筑波山口から歩いてほしいものだ。

2日目 北穂高岳へ。やはりペースを抑え慎重に頂上へ。途中変な方向から女子の話し声が、見たらヤブに覆われた狭い涸れ沢から女子3~4人が登ってきた。おしゃべりに熱中して、道をそれたらしい。こんなところで間違えるかなあ。間違えてもそのままこここまで上がり切るかよ。北穂山頂は広々、2時間近くいた。360度視界良好、コーヒーを入れて飲んだ。美味しいよな。

涸沢岳までが一番の難所である。昔の感覚を戻すよう慎重に歩いた、今回はこれが目的である。前回は逆方向でこんなとこよく下りたなというところもある、最後の鎖場を登りきり頂上手前にあがる。ここで雷鳥親1羽ヒナ2羽にあった。脇に逃げてくれりゃいいものを登山道をこちらの行く方向に逃げていく。そのうち親がヒナから関心をそらそうと羽根をバタバタはじめた。わかったから早く逸れてくれと。

 ここから穂高岳山荘はすぐである。

穂高岳山荘に着きまずは受付を済ませ、中には入らず、ビールを買って外で飲み始めた。ただ周りではところ構わずタバコを吸いまくる輩がやたら多い。迷惑である。

14時半頃だったか、コーヒーを入れて飲んだ。まあ疲れてるから関係なく寝られるだろと思ったが、これが間違いだった。眠くならずずっと意識のある感じだった。9時間近く、その割には時間が進んだ感じだったから、少しずつは寝たんだろうが、辛かった。

3日目 奥穂へ、小屋からのすぐのハシゴ、鎖場はいうもながら結構高所感がある。これを登りきり、ガレ場を歩き始めたところ、ずっと脇に逸れたところを尻を地につけてズリズリ下にいくオヤジがいた。どうしましたかと聞いたところ、道を間違えて戻ると







ころだという、おいおい上りより下りが難しい、そんなへっぴり腰じゃ滑落するのは目に見えている、位置なくても岩をガラガラ落とし下の人が危ない。上の方が岩がしっかりし、トラバースして登山道にたどり着きそうなので、上に行くようアドバイスした。もしアドバイスした通りにして滑落したらともよぎった。幸い上のしっかりした岩場にたどり着きもう大丈夫ねと思ったらまた上に登り始めた。いっちゃだめだよと戻した。

だいたい道を間違えるようなコースかよ。

奥穂高岳に着いた。ここはそんな魅力なく早々に吊尾根に下り始める。この道結構鎖場があり慎重になったが、昔こんな鎖場があった記憶がない。昔は記憶にも残らないほど難なく通過してたんだろうなあ。途中女子一人を追い越したが、なんかぎごちない動きだったが、聞くと槍からキレットを越えてきたそうだ。よくキレット、北穂のガレ場を越えてきたなと思う。更に上高地から槍のコースだったが、上高地から横尾まで2時間だったらしい。こっちとら2時間30分だよ。やはり若さだよなあ。年だよなあ。

前穂は通過ではもったいなく登ってすぐ下りた。ここから上高地はひたすら下った。

紀美子平から上高地まで3時間29分、5年前が3時間2分この差は大きいなあ。

穂高岳山荘で、ああホントは3日めは西穂山稜でもよかったかなあと思ったが、まあ次だ。