北アルプス 穂高岳

北アルプス 穂高岳 2022年7月31日~8月2日

上高地ー涸沢小屋ー北穂高岳穂高岳山荘ー前穂高岳ー岳沢ー上高地

7/31 上高地8:20ー横尾10:47/10:58ー出合11:55/

     12:03ー涸沢小屋14:33泊

8/1 涸沢小屋6:17ー北穂高岳9:05/10:50ーSコル11:51ー

    涸沢岳13:01ー穂高岳山荘13:22泊

8/2 穂高岳山荘5:30ー奥穂高岳6:12/6/17ー紀美子平7:27/

    7:30ー前穂高岳7:57/8:00ー紀美子平8:23/8:30ー

    岳沢小屋10:00ー上高地11:59

5年ぶりの上高地である。広場についての高揚感は若い時と同様である。これで鏡を見るとその容姿にガックリくる。また早々の息切れも現実を思い知らされる。歩き始めてスピードを上げると、苦しくなるので抑えて歩く。徳沢で休憩。前も休んだ記憶がある。まずは横尾まで。横尾でまた休憩。ここが実質スタートとなる。なにせ途中でのスタミナ切れが怖い。抑え抑えで歩くが辛くなる。振り向くと脳がグラグラする。これっは睡眠不足のせいだろ。出合から急登になるとさらにぐらつきが頻繁になり、体も辛くなる。たまらず少し寝た。この先はとにかくゆっくり歩く。途中の看板で涸沢ヒュッテがコロナにより臨時休業を知る。ゆっくり歩きやっとの思いで涸沢小屋に着いた。ここは何年前だろ。たしか前回は秋口で上の方が降雪と聞いたので、引き返して降りた記憶がある。テラスでさっそく生ビールを飲む。席の向かいに静岡の女子が座っていていろいろ話した。随分前に100名山を達成したそうだ。でも筑波山はロープウェイを使ったとのこと。筑波山くらいは筑波山口から歩いてほしいものだ。

2日目 北穂高岳へ。やはりペースを抑え慎重に頂上へ。途中変な方向から女子の話し声が、見たらヤブに覆われた狭い涸れ沢から女子3~4人が登ってきた。おしゃべりに熱中して、道をそれたらしい。こんなところで間違えるかなあ。間違えてもそのままこここまで上がり切るかよ。北穂山頂は広々、2時間近くいた。360度視界良好、コーヒーを入れて飲んだ。美味しいよな。

涸沢岳までが一番の難所である。昔の感覚を戻すよう慎重に歩いた、今回はこれが目的である。前回は逆方向でこんなとこよく下りたなというところもある、最後の鎖場を登りきり頂上手前にあがる。ここで雷鳥親1羽ヒナ2羽にあった。脇に逃げてくれりゃいいものを登山道をこちらの行く方向に逃げていく。そのうち親がヒナから関心をそらそうと羽根をバタバタはじめた。わかったから早く逸れてくれと。

 ここから穂高岳山荘はすぐである。

穂高岳山荘に着きまずは受付を済ませ、中には入らず、ビールを買って外で飲み始めた。ただ周りではところ構わずタバコを吸いまくる輩がやたら多い。迷惑である。

14時半頃だったか、コーヒーを入れて飲んだ。まあ疲れてるから関係なく寝られるだろと思ったが、これが間違いだった。眠くならずずっと意識のある感じだった。9時間近く、その割には時間が進んだ感じだったから、少しずつは寝たんだろうが、辛かった。

3日目 奥穂へ、小屋からのすぐのハシゴ、鎖場はいうもながら結構高所感がある。これを登りきり、ガレ場を歩き始めたところ、ずっと脇に逸れたところを尻を地につけてズリズリ下にいくオヤジがいた。どうしましたかと聞いたところ、道を間違えて戻ると







ころだという、おいおい上りより下りが難しい、そんなへっぴり腰じゃ滑落するのは目に見えている、位置なくても岩をガラガラ落とし下の人が危ない。上の方が岩がしっかりし、トラバースして登山道にたどり着きそうなので、上に行くようアドバイスした。もしアドバイスした通りにして滑落したらともよぎった。幸い上のしっかりした岩場にたどり着きもう大丈夫ねと思ったらまた上に登り始めた。いっちゃだめだよと戻した。

だいたい道を間違えるようなコースかよ。

奥穂高岳に着いた。ここはそんな魅力なく早々に吊尾根に下り始める。この道結構鎖場があり慎重になったが、昔こんな鎖場があった記憶がない。昔は記憶にも残らないほど難なく通過してたんだろうなあ。途中女子一人を追い越したが、なんかぎごちない動きだったが、聞くと槍からキレットを越えてきたそうだ。よくキレット、北穂のガレ場を越えてきたなと思う。更に上高地から槍のコースだったが、上高地から横尾まで2時間だったらしい。こっちとら2時間30分だよ。やはり若さだよなあ。年だよなあ。

前穂は通過ではもったいなく登ってすぐ下りた。ここから上高地はひたすら下った。

紀美子平から上高地まで3時間29分、5年前が3時間2分この差は大きいなあ。

穂高岳山荘で、ああホントは3日めは西穂山稜でもよかったかなあと思ったが、まあ次だ。